キャンプの思い出

僕には、たーくんという幼馴染がおり、よく遊んでいた。たーくん一家とはスキーに行ったり潮干狩りに行ったり、キャンプに行った。

 

ある夏キャンプに行った。テントサイトには僕の家族とたーくんの家族の他に、都会から来たのであろう一家がいた。

 

その中に同い年くらいの男の子がいた。

子供心に一緒に遊びたい。お友達になりたいと思ったものである。

昔はすぐに友達ができたものである。

 

一緒に探検ごっこなどをやろうとテントサイトから外へ出ようとした途端、彼の母親が僕たちの前に出てくる。

 

「〇〇は私たち家族とキャンプに来てる。家族で楽しみに来てるんだから、あなたたち部外者が邪魔しないでよ。」実際にはもっとヒステリックな感じでわめきちらされた。

 

子供心にショックだったし、謝りに行く父たちの姿を見てなんとも言えなくなった。

 

今となってはヒステリックな母親の言いたいこともなんとなく分かるが、親のせいで人生損してるよなぁと思った彼は今どうしているだろうか。